Instaration “Just intonation &overtone”by関口大和


AD INFINITUM-

Unusual musical instruments exhibition vol.1

“Just intonation &overtone”

Sound sculpture /創作楽器の展示

Artist:関口大和(une)

2025.7/12(sat) – 8/2(sat)

土/日 Sat/Sun:11:00-17:00 / 月 Mon: 13:00-17:00

at VOID 142-9 Hojo, Hojocho, Kasai, Hyogo JAPAN

ジャストイントネーション=整数比で配置されたスケール、に耳を傾ける事は、自然の圧倒的な解像度を覗き見ることに繋がります。
巻き貝のような螺旋の運行を描く、音が持つ本来の自然倍音の響き。
妥協なく、無限循環し、共鳴・共振する波形を生み出し、私たちが聴覚を用いて再現的にキャッチすることが可能な波形。
ジャストイントネーションの響きを聴くときに感じる深い正解、ジャストの感覚は、常識や理解を超えた普遍的な意味を、私たちが無意識に認識していることの現れなのかもしれません。
純正調の7リミット=7倍音より高次の倍音列は、生まれてこのかた平均律に慣れ親しんだ耳にとって、未知の響きとして存在しています。
11倍音、13倍音、15倍音、17倍音・・・左右対称のスケール、フラクタルな音の配置、正十二面体の音階、惑星の重力比から考案するスケールなど、数学的なフォルムは音に当てはめることが可能です・・・空間を響き渡る味わい深き様々な音の姿に耳を澄ませるべく、「Unusual musical instruments exhibition vol.1 “Just intonation &overtone”」として、様々な音律と倍音をテーマに制作した新作楽器を展示します。
オープニングにあたって奇跡の組み合わせによる音についてのトークショーも企画しています。
皆様是非お越しください。


展覧会最新情報から

協力:NON (音響) 石井織絵(cymatics)

7/13日 Tune Just intonation wow

響きの始原・響きの未来~音律再考に向けて

Guest : 藤枝守・能勢伊勢雄

聞き手 : 関口大和  

音響:NON

平均律によって、近代西欧の音楽や楽器は世界中に急速に伝播していった。
それは、この音律の支配力がいかに強大なものであったかを物語っている。
そして、この平均律が大きな弊害をもたらしていると気づいたら、過去の音律を掘り起こし、眠っている可能性をもう一度呼び覚ます必要がある。
それは、けっして回顧的ではなく、これからの音楽へ向けての足掛かりとなりうる。
ー[響きの考古学] 1998年藤枝守書籍帯の文より

当日はNONのスピーカーを4台設置した超高解像度の音場にて当時の貴重な音盤に耳を傾けながら話します。


Food:probe coffee & curry出店もあり

藤枝 守(ふじえだ・まもる)

作曲を湯浅譲二やモートン・フェルドマンらに師事。
植物の電位変化データによる《植物文様》を展開。
著書に『[増補]響きの考古学』(平凡社ライブラリー)やamazon電子書籍『孤高の響き』(字像舎)など。
TZADIKから3枚のアルバムのほかにSarah Cahillのピアノによる《Patterns ofPlants》、砂原悟による《クラヴィコードの植物文様》、西山まりえによる《ルネサンスの植物文様》、パラグナによる《ガムラン曼荼羅》など多数。
最新のアルバムはメゾソプラノの野々下由香里をフィーチャーした《枯野:植物文様ソングブック》。
今年の9月24日には「Piano×Gamelan Concerto」、10月24日にはサンゴ骨格音響とガムランを組み合わせた《珊瑚ガムラン曼荼羅》、11月16日には神奈川県立音楽堂にて「サンゴ・ガムラン神楽」を予定。
九州大学名誉教授。
Ph.D. in Music (University of California, San Diego)。


能勢伊勢雄(のせ いせお)

写真家・美術展企画・音楽評論・Live House PEPPERLAND主宰。
1947年生まれ。
Live House PEPPERLANDを中心に脱領域的活動を展開。
阿木譲の『Rock Magazine』を編集・執筆者として終刊まで関わる。
主な展覧会に、2005年岡山・倉敷市連携文化事業『スペクタル能勢伊勢雄1968 –2004』展開催。
2005年水戸芸術館「X-COLORグラフィティin Japan』展企画、2006年photographers’ gallery企画『能勢伊勢雄“PORTOGRAPH”』展、2014年奈義町現代美術館「能勢伊勢雄写真展MORPHOLOGY・遊図・PORTOGRAPHの世界』展、2016年大分県立美術館『OPAM ×能勢伊勢雄シアター・イン・ミュージアム』..など多数。
2009年よりアートビオトープ那須『山のシューレ』、2015年より京都国際映画祭などで講演会も多数行っている。
2008年銀塩写真家集団Phenomenaを結成し、2010年に50年以上の歴史をもつ東京「美學校」の公認校「美學校岡山校」を開校する。
書籍では2013年『新・音楽の解読』(disk union社)、2014年写真集『ISEO NOSE: MORPHOLOGY能勢伊勢雄:形態学』(赤々舎)を刊行。
また、CDリリースではJINMO『ASCENSION SPECTACLE』2008(第63回文化庁芸術祭参加選定作品)、高橋巖『HARMONIA』2010...など、著作・評論等多数。
2018年福武教育文化振興財団より「福武文化賞」を受賞。
慶應義塾大学アート・センター収蔵作家。


トークショー前売りご予約

7/13 (sun) 13:00 start前売:2500円当日:3000円◼ Tune

Just-intonation wow[響きの始原・響きの未来~音律再考に向けて]

前売りご予約はinfo@uneune.org/もしくはサイトからお願いします。


7/21(祝・海の日)

喫茶とディープリスニング「niji no hebi」theme :波selector : NOBI MANABE etc4台のNONスピーカーを部屋の四角に置く事により現れるシチュエーションとも言えるような音響空間目を閉じるとそこに存在することが出来るほどの解像度厳選した空間ソース(音源)を持ち寄り、ターンテーブル、ノーミキサー、NONのアンプとスピーカー4台驚異の音空間に深く聞き入る会を開催します。

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